情報センターISISの今

平成16年3月、情報センターISISが、30代の若者たち、そして保護者の方々への情報 発信基地として誕生。スタート同時に、数名の若者が集うようになりました。集う、というよりかれらの姿勢はセンターの事務機構に向けられていきました。ラ イフアートの事務作業一切を引き受けるセンターの仕事を少しずつ、手分けして始めました。通信への原稿づくり(体験を綴る)、通信発送準備、作業所への出 席状況整理・内職納品書整理をパソコンに入力などなど。丁寧な仕事を片付けていくかれらの姿に、居場所でのんびりくつろいでいるときの表情はありません。 みんな一生懸命。なにか目的のある行動が、生活する自信を生み出しているようです。かれらにとって次に求めるのが、「社会参加」。
9 月、京都府庁労働部からの失業者対策としてのプロジェクト/就労支援対策委託事業に参加。ジョブコーチ・コーチ補佐が研修生と共に、実社会のなかで働きは じめました。ひきこもりに理解をいただいた職親(そうじ本舗オンリー・山下様、夜久野農園・中島様、情報センターISIS)のもとで、仕事を覚えつつ大切 な社会との接点を持つことができました。10月からは老人ホームなどでのお年寄りとの交わり、組立工場での研修など、ご協力いただける職親の範囲も広がっ てきています。
また、同年齢のジョブコーチと共に就労体験をすることで、初めて、あるいは久しぶりの社会参加への不安・人に感 じる恐怖が和らげられていっています。長い間苦しんできた社会参加への不安・恐怖、それが社会のなかで癒されていく。就労支援事業が9月に大きく展開を始 めて、1ヶ月。みんなの穏やかな表情、笑顔を見つつ、私たちスタッフも自信を強めてまいりました。
そうなんだ!
これなんだ!
若者たちに必要な場所は、やはり社会にあるんだ!
稲垣 綠