1.友よ ともに生きよう


不特定多数が織りなす社会に対して、関係を取り結ぶことが困難な「ひきこもり」の若者たち。そしてまた、就労による社会参加に困難を覚えるNEET(ニート)と呼ばれる若者たち。 私たちの社会のなかで、数多くの若者たちが社会生活を営むうえで様々な困難を抱えています。情報センターISIS(イシス)は、「ひきこもり」やNEET (ニート)と呼ばれる若者たちやそのご家族に向けて、社会参加のきっかけとなる支援活動を展開しています。


家族サロン
「ご家族の居場所」の家族サロンを開催しています。基本的に第1・第3水曜日に、ほっこりできるスペースをご用意しています。お茶とコーヒーを片手にざっくばらんな集いを楽しみましょう。
コミュニティーサービス
若者によるコミュニティーサービスとは、様々な活動を通して地域の活性化を図るとともに、若者たちが生きる力を取り戻していこうとする試みです。
京都市東山区の粟田すこやか学級(粟田社会福祉協議会)は、地域の高齢者の方が対象の身近な仲間作りサロンです。私たちは粟田すこやか学級にて、会場の設営やお食事の用意をはじめ、利用者の皆さんのお話相手などをお手伝いしています。サロン作りをご一緒しませんか。
『引きこもり狩り』絶賛発売中!
疑うべきは善意の「支援」そのものだ
社会への参加を希望しつつ困難を抱える「ひきこ もり」の青少年たち。そうした青少年に向けた支援のあり方について、様々な視点から考える書籍が発刊されます。「善意」の名のもとで生じた支援という行為 について、あまりにも多くの課題が現在噴出しています。昨年に起きたアイ・メンタルスクール寮生死亡事件は、その一端に過ぎません。支援者を自認する人々 は真の意味で、「ひきこもり」の青少年にとって助けとなっているのでしょうか。
このたび刊行の『引きこもり狩り』は、「ひきこ もり」問題支援にあたる全ての人々に向けた一冊です。「支援」の名のもと起きた悲劇を、そして今なお進行中の惨劇をともに見つめ、ともに考える契機となれ ば幸いです。アイ・メンタルスクール寮生死亡事件の後、支援者は果たして希望を語りうるのでしょうか。事件を決して対岸の火事としてはなりません。この機会にぜひご一読ください。次なる希望に向けて。
善意の道は地獄へ通ずる
目次
第一部 引きこもり狩り
緒論「善意の道は地獄へ通ずる」ということ(芹沢 俊介-評論家)
1.アイ・メンタルスクール事件報道の概要(川北 稔-愛知教育大学講師)
2.予期された事件(山田 孝明-情報センターISIS代表)
3.長田塾裁判で問われていること(多田 元-弁護士)
4.引きこもり狩り(高岡 健-精神科医・岐阜大学助教授)
5.誰の支援か(梅林 秀行-情報センターISISスタッフ)
6.家族と信仰(芹沢 俊介)
第二部 付録
シンポジウム「アイ・メンタルスクール事件を考える集い」
あとがき(芹沢 俊介)
支援者、家族を激しく揺さぶった死亡事件を引きこもり問題に関わりの深い論者たちが徹底検証。煽り立てるメディアの責任、拡大する支援の産業化、善意という動機のはらむ暴力性など、根深く絡みあった問題の全貌を明るみに出す!!
発行: 雲母書房(Tel 03-5331-3343、Fax 03-3360-0203)
価格: 1,600円(税込:1,680円)
サイズ/ページ:四六判上製/256頁
ISBN-13:978-4-87672-212-9
ISBN-10:4-87672-212-9